ネコのひとなつっこさ
2008-11-25


ごぶさたです。
最近のおからは特に変化なしです。また金曜日に大学病院ですが。

今日はまじめなお話です。

ネコがヒトになれるかどうかは生後2週から8週の間にヒトとの接触があったかどうかによるといわれていますが、その接触の量や質によって、成長後のネコのヒトに対する態度が変わるかを調べた研究がありました。
(Casey & Bradshaw, 2008. Applied Animal Behaviour Science114, 196-205)

イギリスのシェルター(野良猫などを保護している施設)に協力をお願いして、上記の時期に通常の接し方をしたネコ(通常ネコ)と、通常の世話に加え、抱っこや遊びの時間、回数を増やし、接触するヒトの数も多くしたネコ(より世話ネコ)を比較しました。

調査は、ネコがシェルターから各家へ引き取られてから1年後に、飼い主に電話で質問する、という形でおこなわれました。

すると、見知らぬヒトなどに対する恐怖の反応が、「通常ネコ」のほうが、「より世話ネコ」に比べ、多くみられたとのことです。また飼い主が感情的なサポートをネコから受けるかどうかの得点は、「より世話ネコ」の飼い主のほうが、「通常ネコ」の飼い主より高かったとのことです。

小さいころにいっぱいいろんなヒトに遊んでもらうと、物怖じしないネコになるってことですかねえ。
[ネコ学]
[おから]

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